駆逐艦バリー、定期修理後4回目の横須賀出入港


横須賀本港内で回頭し、後ろ向きにバースに向かう駆逐艦バリー


7号バースに接岸直前のバリー

6月21日昼過ぎに、駆逐艦バリー(DDG 52)が横須賀基地7号バースに入港した。

バリーは18日午前に横須賀基地8号バースを出て、相模湾から大島沖に向かい、3日後に戻ってきた。昨年11月から12月の定期修理のあと、基地内のバースでさらにメンテを受けていたが、 5月下旬から2日から4日の航海を行っていて、今回が4回目だ。試験航海で確かめなければならない修理箇所がたくさんあったようだ。

空母が春季任務航海に出て、随伴する戦闘艦も横須賀を出た。今、横須賀にいる駆逐艦は、バリーと、ドライドックに入っているベンフォルド、2017年8月の衝突事故のあと横須賀に運び込まれ て以来、ドックとバースにつながれっぱなしのジョンSマケインの他は、マスティン(DDG 89)とミリウス(DDG 69)がいるだけだ。

横須賀基地の原子力艦バースともいうべき12号、13号バースの先端には、機銃が1基据えられている。
5月2日に原子力空母レーガンから放射性廃棄物が13号バースの輸送船に積み替えられた時には、この機銃には覆いがかけてあった。
原潜が入港するときは、この機銃に銃手がついて警戒しているが、最近は原潜の入港の有無にかかわらず、機銃に兵士がついている。
イランと戦争をやりかねない状況の中で、米軍基地の警備態勢もその影響を受けているのかもしれない。

(RIMPEACE編集部 頼 和太郎)(19.6.21 頼 撮影)


12号、13号バースの先端の機銃と銃手


2019-6-21|HOME|